はじめに

低炭水化物ダイエットとは

低炭水化物ダイエット」(「ローカーボダイエット」、「アトキンス式ダイエット」)とは、アメリカのアトキンス博士が提唱した、炭水化物摂取量を制限することで血糖値及びインシュリン(インスリン)をコントロールし、減量や体質改善を目指すダイエット方法です。「ケトン体ダイエット」とも呼ばれているそうです。

一部では「炭水化物ダイエット」とも呼ばれている場合があります。「アトキンス式ダイエット」のことを「炭水化物ダイエット」と呼び、炭水化物の制限を緩くしたものを「低炭水化物ダイエット」と呼んでいるサイトも見かけます。また、「低炭水化物ダイエット」と「低インシュリンダイエット」を同じものとして扱っているサイトもあります。私は、これらは間違いだと考えています。おそらく、それぞれのダイエット法を知らずに、勝手にそう言っているだけでしょう。また、噂話程度の情報が伝わり、歪曲したのではないでしょうか。

アトキンス式低炭水化物ダイエットは、時に「炭水化物抜きダイエット」と紹介されていることもありますが、アトキンス式低炭水化物ダイエットは決して「炭水化物抜き」ではないと思います。なぜなら、厳しい炭水化物制限を行うのは最初の2週間の「誘導ダイエット」のみで、そのあとは、様子を見ながら炭水化物摂取量を増やして行くからです(かといって元の量まで戻す訳ではないのですが)。この辺りは誤解されていると思います。

同様のダイエット方法として有名なものに、低インシュリン(インスリン)ダイエット(参考文献)4・3・3ダイエット(参考文献)があります。着目点は非常に良くにていますが、アプローチはかなり異なっています。その他にも、血糖値とインシュリンに注目した類似のダイエット法があります。

アトキンス式低炭水化物ダイエット開始当時の私の体重は健康に害があるほどのレベル(120Kg弱)ということで、医者に勧められて減量を試みていました。一時期はわずかに下がりましたが、これまで常識とされた低カロリーダイエットでは大した効果がなく(且つ、いわゆるリバウンドもあり)、これまでの常識は何かおかしいと思い始めていました。そのとき偶々本屋にて「アトキンス本」(私が見つけたのは旧版です。)を見つけました。もちろん効果があるのかどうか相当疑わしいのですが、これまでの常識自体が正しいということも言えませんし、炭水化物の代謝のメカニズムという、これまでの「代謝=カロリー」と言う単純なモデルではない、より正しい解釈に基づいたダイエット法と思いました。まるで「天動説」と「地動説」くらい言っていることが異なります。これまでは、肉類は脂肪が多くカロリーが高いので、避けるべきとされていました。カロリー説だけを信じると、脂肪を控える「低脂肪ダイエット」へと行き着きます。しかし低炭水化物ダイエットでは、蛋白質と脂肪は必要十分な摂取量を確保し、炭水化物の摂取量を制限せよと説いているのです。

あなたは「天動説」と「地動説」のどちらを信じますか?(これは例えです。どちらがどれに当てはまるのかは、現在の所は断言できません。)

アトキンス式低炭水化物ダイエットを実践したところ、2001年末に120kg(残念ながら当時の正確データーはなし。公称値です)あった体重が現在(2005年1月)では80kg強まで下がりました。「脂肪分解/ケトーシス」が起きて体重があっというまに下がります。体調も減量前と比較しても良好です。(ケトーシスとケトアシドーシスを混同されている方がいらっしゃるようですが、アトキンス博士によれば、これらは別物ということです。)

アトキンス式低炭水化物ダイエット原理方法を正しく理解しないで実践すると、あまり効果がでないようです。なぜ効果が出ないのかは、原理を良く理解していないとわからないと思います。原理にのっとった正しい方法で実践せずに、「効果がない」と言ってしまうのは如何なものでしょうか。単に肉を食べれば良いと聞いてそれだけを摂取して、体調を崩してしまうことも考えられます。決して「肉だけを摂取すれば良い」ダイエットではありません。また詳細を知らずに「肉中心になるから体に悪い」と否定するのも如何なものかと存じます。当サイトでは、低炭水化物ダイエットについて、アトキンス本(参考文献)の内容を私の理解の範囲で簡単にまとめております。是非とも、正しい知識を身につけて頂きたいと思います。

こんな方におすすめです

低炭水化物ダイエットは、肥満度が高い場合には、かなりの効果が期待できます。

上記に当てはまらない方は、たぶんそんなに太っていないと思われるので、低インシュリンダイエット4・3・3ダイエットでも良いのではと思います。また、どうしても炭水化物を止められず、低炭水化物ダイエットで成功できない方は、ヘラー博士による(低炭水化物中毒者のための)低炭水化物ダイエット(参考文献)をお薦めします。

「ダイエット」とは、狭義で「食餌療法」のことです。痩せることではありません。