肥満遺伝子検査キット
最近の研究で、「肥満遺伝子」なるものの存在が言われるようになりました。
人類は、古来(有史より遥か昔)より飢餓にあえぎながら進化してきました。極端の飢餓状態でも生命を維持できるよう、体内のエネルギーの利用を抑えたり、食べ物の消化吸収を良くするように進化してきたとも言えます。そういった遺伝子は「飢餓遺伝子」とも呼ばれ、飢餓に対応する能力に優れていると言えます。
が、現代のような飽食の時代には、反って肥満の傾向になり、様々な健康被害をもたらすことになります。「肥満遺伝子」です。
人間全員が肥満遺伝子を持っている訳ではありません。肥満遺伝子を持っている人と、そうでない人が居ます。肥満遺伝子を持っている人は、そうでない人に比べて肥満になりやすいと考えられています。
肥満遺伝子 検査キットにより、その肥満遺伝子をもっているかどうか、検査できます。
肥満遺伝子をもっているかどうかで、肥満に対する行動が大きく変わるとは思いませんが、そういうリスクがあるということを予め知っておくことは、今後の生活習慣を見直すきっかけにもなるのではないでしょうか?
勿論、肥満遺伝子がないからと言って、油断してはいけません。
口の裏側のほほの一部を綿棒で擦り取り、それを返送します。約1週間後に検査結果が送られてきます。
検査する遺伝子は、
- β3アドレナリン受容体遺伝子(β3AR・りんご型)
- UCP1遺伝子(UCP1:洋なし型)
- β2アドレナリン受容体遺伝子(β2AR:バナナ型)
だそうです。
手軽に検査できるのが魅力ですが、値段が高めなのが難点ですね。